学校や職場、病院、お店など至る所で見かけるようになったITの存在。
ITをツールとして使う分には良いが、よく理解しないまま使用していることはないだろうか?
「IT用語のことは全く分からない」という方も多くいらっしゃるのではないかと思う。
そのような方におすすめのITパスポート試験について紹介したいと思う。
2人に1人は合格するITパスポート試験
ITパスポート試験とはどのような試験なのじゃ?
ITの基礎の基礎を認定してもらえる国家試験です!
ITパスポート試験は、経済産業省が主催する国家試験である。
これまでに160万人以上の受験者がおり、そのうちの75万人以上の方が合格している。
平成23年度から令和6年度までの平均合格率は50%を超えている。
ITパスポート試験は、ITを使う全ての社会人またはこれから社会人になろうとする学生向けに設立された国家資格である。
試験方法はテストセンターでいつでも受験でき、120分の試験をコンピュータ上で受験する。
問題は四肢択一であり、わからない問題でも1/4の確率で正解が得られる。
ここまで読んでもらうと簡単そうに感じるのではないだろうか。
しかし、IT初学者にとってはしっかりと対策しないと合格できない資格試験である。
そこで、まずはITパスポート試験に合格するメリットとデメリットについて紹介したいと思う。
ITパスポート試験を受験するメリット
この試験を受験するメリットを教えて欲しいのぉ~
わかりました!
ITパスポート試験を受験するデメリットは正直少ない。
むしろ、メリットの方が圧倒的に多く、受験して合格しないという選択の方がもったいないと感じる。
まずは、私が考えるデメリットを挙げてみたいと思う。
- 学習時間の確保が必要
- 少なからず出費が発生する
次に、私が考えるメリットを挙げてみたいと思う。
- ITの基礎知識が身につく
- 情報セキュリティの基礎知識が身につく
- コンプライアンスや法令に関する基礎知識が身につく
- 経営全般に関する基礎知識が身につく
- 努力したことが客観的に評価される
- 合格することで経済産業大臣から合格証書が交付される
- 学生の方はアピールになる
この通り、メリットの方が圧倒的に多い。
ITスキルはもちろんのこと、昨今重要視されているセキュリティやコンプライアンス、企業経営など広範囲の内容が習得できる。
これだけのことを学べるのだから、挑戦したほうが絶対に良いと思っている。
学習時間は100時間~180時間程度
メリットは分かったが、勉強時間はどれぐらい必要なのかのぉ~?
だいたい50時間程度で合格できると思います!
ITパスポート試験を受験するうえで、どうしても自己投資が必要になる。
受験される方の知識量や経験にもよるが、ITの基礎知識がある方であれば100時間程度、そうでない方は180時間程度の学習時間で合格できると考えている。
具体的な学習計画は以下のような感じだ。
- テキストの読破 : 20時間~30時間
- 過去問演習 : 2時間 × 5回分 × 3巡 = 30時間
- 間違った問題の復習 : 50時間~120時間
ITパスポート試験を初めて受験される方は、上記の「テキストの読破」を最初に実施した方が良い。
テキストの読破が終わったら、あとは過去問演習を中心に学習を進めて欲しい。
過去問演習を中心に勉強することのベネフィットは以下の通り。
- ITパスポート試験は過去問題から50%程度出題される
- どのような問題がよく出題されるのかが良く分かる
- 自分の得意分野と苦手分野が客観的に把握できる
テキストを読んでノートにまとめるような「インプット学習」を否定するつもりはない。
ただし、限られた時間の中で最大限の効果を得るためには、「アウトプット学習」をお勧めする。
アウトプット学習をすることで、よく出題される問題の把握、苦手分野の把握、同じ問題を繰り返し説くことで理解が深まるなどの恩恵が得られる。
もっと言うと、よく出題される問題というのは、国(経済産業省)が重要と考えていることと置き換えることができると考えている。
インプット学習だと、何が重要で何が知っていれば良いレベルなのかが分からない。
そのため、必要以上に時間を費やしてしまう弊害があると考えているからだ。
1日の学習時間配分の目安
合格に必要な学習時間は分かったが、1日の学習時間の目安はどうじゃ?
平日は90分、休日は120分程度のペースで大丈夫です!
学習時間の目安時間を挙げてみたが、時間配分も自分自身が辛くない配分でよい。
例えば、平日は1日90分の学習、土日祝日は過去問演習(2時間)と割り当てたとする。
すると、月間で45時間程度の時間が確保できる。
つまり、3か月~4か月ぐらいで受験できるレベルに到達できる試算だ。
ITパスポート試験は、前述の通りいつでも受験できる試験である。
なので、3か月経過したタイミングで勉強が十分と思えばそのまま受験、やや不足だなと思えばもう少し勉強するなどの調整も可能なのだ。
文系の学生の方でも4か月くらい勉強すれば合格圏内に到達する。
難しく感じる試験でもしっかりと学習を積み重ねることで必ず合格レベルに達することができるのだ。
ITパスポート試験に合格するための教材
わしはどうも参考書を読み続けるのが苦痛でのぉ~
そうですよね、、、
そういう方にはオンライン講座がおすすめです!
最新のシラバスに対応した上記のテキストをお勧めする。
内容も非常に読みやすく、丁寧に解説されている。
また、よく出題される過去問題のうち重要な問題を演習問題として掲載してくれている。
もちろん、演習問題ごとに解説もついているので非常に理解が深まる。
テキストとしてはこれ1冊で十分である。
あとは、情報処理推進機構のHPから過去問題をダウンロードして、実際に解いてみる。
間違った問題をこの参考書を使用して復習する。
このサイクルを繰り返すことで合格圏内に到達できると考えている。
一方で、テキストと過去問題だけで学習が不安という方や授業形式で学びたいという方は、オンライン講座をお勧めする。
スタディングは、スマフォだけで学習ができる優れたサービスである。
動画による講義やテキスト、問題集などが用意されており、通勤・通学時にスマフォ1つで学習環境が揃えられるメリットがある。
無料講座が用意されているので、まずは試してみて欲しい。
7,920円の合格サポートコースを申し込むと、合格時にAmazonギフト券までもらえる。
テキスト × 動画による講義 × 過去問題で合格してしまおう。
そして、ITスキルや社会で必要とされる様々な知識を身に付けて、少しでも良い社会人生活を送れるように早めに準備することをお勧めする。
ITパスポート試験の申込方法
学習が進んだらどのように申し込めばよいのかのぉ~
IPAのHPから申込みできます!
ITパスポート試験の申込は、IPAのHPから申込みが可能。
申込方法はこちらの記事にまとめているので参考にして欲しい。
私の合格体験記
ITパスポート試験に関わらず、資格試験は「水もの」である。
その時によって得意・不得意な問題に偏ったり、新出問題が出題されたりなど様々な理由があるが、常に自分のスキルをアップデートしないと陳腐化する。
これを証明しているのが上記の結果だ。
最初に受験したのは平成23年度。
ITパスポート試験が始まった当初は他の試験区分と同様にペーパー試験だった。
当時、情報セキュリティスペシャリスト試験(現:情報処理安全確保支援士)と並行して学習していたこともあり、高得点で合格した。
2回目に受験したのは平成30年度。
このときは、コンピュータ試験に移行済みで好きなタイミングで受験できるCBT方式での受験だった。
CBTの方が、ペーパー試験よりもやりにくさがある。
簡単なメモセットが渡されるものの、シャーペンと紙ではなく水生ペンとシートなのだ。
水生ペンは太く、細かな計算など非常にやりにくかった記憶が今でもある。
また、新たな用語なども問われるようになり、1回目受験時よりも点数が低かった。
まずは「合格」することが目的になるが、定期的に自分のスキルをアップデートすることを忘れないようにしよう!
まとめ
今回はITパスポートの学習時間や学習方法についてまとめてみた。
最後に本日のまとめを行いたいと思う。
- ITパスポート試験の合格率は50%以上
- ITパスポート試験の学習を通じて多くのメリットが得られる
- ITパスポート試験の合格に必要な学習時間は100時間~180時間程度
- ITパスポート試験の1日の学習時間は平日90分、休日120分程度
- 参考書での学習が苦手な方はオンライン講座の受講で効率よく学習しよう
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