今回は本試験当日の会場の雰囲気や試験時間に起こるアクシデント、過ごし方などを書いていく。
というのも、あと半年も経たずして春期試験がやってくる。
半年という期間は、長いようであっという間に過ぎ去る短い時間だ。
そこで、本試験当日をイメージしてもらい、少しでも早くから勉強をスタートできる手助けをする。
本試験当日の会場の雰囲気
天候、空気、集中の3つが重要だよ!
情報処理技術者試験は4月と10月に実施される。
この時期は、天候が安定しない時期である。
具体的には、雨天だととても寒いし、晴天だと初夏を感じさせるぐらい暑くなる。
このように、「寒暖差が非常に激しい時期に受験する」ことを念頭に置こう。
次に試験会場に到着してからである。
試験会場に到着すると、まずは自分の受験番号から受験室を確認する。
そして、受験室に入る。
コロナ感染予防対策の状況にもよるが、1名席もあれば長机に2名ずつ間隔をあけて座らせるパターンなど多岐にわたる。
試験会場に集まる受験生は、皆できる雰囲気を醸し出している。
つまり、「受験会場と他の受験者の空気に飲まれてはならないこと」に注意する。
試験開始の合図がなったら、周りの受験生の鉛筆の走るやページをめくる音が気になるだろう。
隣の席の人が消しゴムで文字を消すときに机が揺れるだろう。
場合によってはくしゃみやため息などいろいろな雑音が入ってくるだろう。
そのような状況の中で受験しなければならない。
ただ、受験生の大半は真剣に問題を解く際に出る行動であり悪気はない。
よって、「こういう状況が当たり前だから気を取られず集中すること」を頭に叩き込もう。
試験会場に到着したら確認すること
トイレの場所とその数を確認しよう!
超重要なトイレ問題。
情報処理技術者試験は性格上、受験生の大半が男性である。
休憩時間の男子トイレは長蛇の列。
よって、まず受験会場に到着したらトイレの場所を何か所か確認しよう。
例えば、大学や研修施設などのビルなどの大型施設が受験会場になる場合は、受験室の上限階もトイレがないかを確認しよう。
何度も言う。
ポイントは「複数個所のトイレを探しておく」こと。
最もリスクが高いのが汚い話だが「大きい方」がしたくなった場合である。
トイレの個室も争奪戦となりやすい。
よって、近隣の商業施設などありとあらゆる手を使ってトイレの場所を確保しよう。
トイレの場所を確保できると精神的にも安心するため、緊張が取れて急性の腹痛なども抑えられる。
午前試験で最低限確認すること
受験番号、生年月日、マークの塗りつぶし方、塗り間違えの確認は絶対に!!!
応用情報技術者および高度区分の午前試験は、マークシートによる四肢択一試験だ。
一通り問題を解き終わった後は、そこでホッとするのではなく以下のチェックを行うこと。
- 受験番号欄が手書きとマークした内容が一致していること
- 生年月日欄が手書きとマークした内容が一致していること
- 解答欄のマークが意図した内容になっていること
- 解答欄のマークがマークシートに記載のルールに従っていること
まずは受験番号と生年月日欄だ。
受験番号と生年月日欄は、手書き欄とマーク欄に分かれている。
緊張していると普通では考えられないミスが発生する。
例えば、受験番号の下4桁が1335だとして、手書きではその通りに書いてもマーク欄は1353と塗りつぶしてしまうなどだ。
絶対こんなミスは起こらないと思っていても、「問題に全て解き終わった後の緊張がほぐれた状態で改めて受験番号と生年月日欄を確認」しよう。
10秒もあれば確認できる内容なのに、これをせずに誤って記載して不合格なんてもったいない。
次に陥りやすいのが、マークの塗りつぶし間違いである。
具体的には、問題を順番に解いていったが、ある問題で時間がかかりそうだったので後で解こうと思いついたシーンを想像しよう。
問題は1問飛ばした状態にもかかわらず、解答には飛ばした問題のマーク欄に次の問題の解答を塗りつぶしてしまう。
気付くタイミングが早ければまだいいが、終盤に差し掛かってこれに気付くとどうなるか。
ぞっとする。
消して塗りなおしだ。
よって、ここは解答中から常に「正確に」、「丁寧に」、「ルールに従って」、「冷静に」を心掛けよう。
そして、最後はマークの塗りつぶしルールに従っているかを確認する。
ここは最後は塗り絵だと思って、少しでもルールに逸脱しそう(例えばマークが薄い、細いなど)であれば、「マークの枠線に沿って改めて上から塗りつぶそう」。
ここまで出来たら解答内容の見直しを行おう。
午後試験で最低限確認すること
受験番号、生年月日、問題番号の選択の確認は絶対に!!!
午後問題は、受験番号と生年月日と問題番号の選択欄の「〇」が記述されているかと試験開始直後と試験終了間際に確認すること。
午後試験でよくあるのが、問題番号の選択欄に「〇」印を付け忘れるミスだ。
このミスを犯すとドライに点数をつけてくれない。
つまりこの時点で不合格確定だ。
このミスを防止する工夫を少しご紹介する。
- 最初に解く問題を決めて問題番号の選択欄に〇を記入してしまう
- 問題文の表紙に受験番号、生年月日、問題番号のチェックリストを作る
1点目は、最初に問題を軽く斜め読みして解く問題を決めてしまうという作戦だ。
高度区分の午後Ⅰ試験は3問中2問選択、午後Ⅱ試験は2問中1問選択となる。
よって解答できそうな問題も比較的早く決めることができる。
この特性を上手く利用して最初の5分程度で解く問題を決めてしまい、解答用紙の問題番号の選択欄に「〇」印を記入してしまおう。
2点目は、問題文の表紙の空きスペースを活用してチェックリストを作成しよう。
手順は簡単だ。
- 解答用紙に受験番号、生年月日、問題番号の選択欄を記入する。
- 問題文の表紙の空きスペースに、受験番号、生年月日、問題番号を縦に記述する。
- 解答し終わったら、最後に問題文の表紙のチェックリストと解答用紙を見比べる。
- 問題ないことを確認してチェックする。
試験が終わったら
悔いは誰にでも残った状態で終了することが多い。
でも、まず自分自身に最大限のご褒美を与えよう。
だって、半年間一生懸命に頑張ったんだから!
そして、1週間程度が過ぎたら次の試験に向けて準備をする。
試験は合格することに意味がある。
だがもっと大切なことがある。
それは、不合格であっても積み重ねを続けることで相当成長していくからだ。
そして、次こそは合格できる力を身に付けて合格水準を突破することを目指すべきだ。
諦めて学習を辞めたら定着せずに記憶からも薄れて行ってしまう。
でも継続するからこそ記憶に定着しどんどん理解が深まってくるのだ。
つまり、点が線に変わり、線と線がどんどん結びついて全体が理解できるようになる。
だれでも必ずこういう局面が訪れると信じている。
なので、試験が終わって1~2週間程度休息し終えたら、次の試験に向けて準備を進めよう!
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