エンベデッドシステムスペシャリストの学習状況(~2023/10)

エンベデッドシステムスペシャリスト

10/8に行われた情報処理技術者試験。

受験された皆様、本当にお疲れさまでした。

私も無事に受験することができ、これまでの積み重ねをアウトプットすることができたかなと思う。

今回は9月・10月の学習の振り返りをまとめたいと思う。

なお、受験当日の感想は別の記事にまとめたいと思う。

午後Ⅰ試験:徹底した過去問演習

師匠
師匠

9月、10月は追い込みの時期だと思うが、どう過ごしたのかのぉ~

Ys
Ys

午後Ⅰは過去問演習、午後Ⅱは論文ネタ集めと演習を徹底的に実施しました!

令和5年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験から、午後Ⅰ試験が90分で2問中1問を選択する方式に変更となった。

従来の午後Ⅰ試験と午後Ⅱ試験の中間ぐらいの分量・難易度で出題されるだろうと予測した。

そこで、これまでの午後Ⅰ試験と午後Ⅱ試験の過去問演習を徹底的に実施した。

私は、エンタープライズ系のシステムエンジニアでありソフトウェア開発中心となる。

そのため、エンベデッドシステムスペシャリスト試験もソフトウェア問題一択で学習を進めた。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験のソフトウェア問題は、計算問題やハードウェアとの通信メッセージの制御、リアルタイムOSのタスク制御などが出題される

問われる本質は変わらないが、問題文に登場する製品仕様がイメージできるかどうかが点数を獲得する鍵だと思っている。

組込み系のシステム開発経験がない私は、過去問題を活用して疑似体験するしかない。

そのため、多くの問題に何度も触れることで製品仕様をイメージするようにトレーニングした。

9月・10月の学習実績は以下のとおり。

  • 平成21年度 春期 午後Ⅰ試験 問2 8/16(想定得点:50点前後) ※1回目
  • 平成21年度 春期 午後Ⅰ試験 問1 4/6(想定得点:65点前後) ※2回目
  • 平成21年度 春期 午後Ⅰ試験 問2 10/16(想定得点:60点前後) ※2回目
  • 平成21年度 春期 午後Ⅱ試験 問2 12/21(想定得点:55点前後) ※1回目
  • 平成22年度 春期 午後Ⅰ試験 問2 11/16(想定得点:65点前後) ※1回目
  • 平成22年度 春期 午後Ⅰ試験 問2 13/16(想定得点:80点前後) ※2回目
  • 平成24年度 春期 午後Ⅰ試験 問1 12/15(想定得点:80点前後) ※2回目
  • 平成24年度 春期 午後Ⅰ試験 問2 9/12(想定得点:75点前後) ※2回目
  • 平成26年度 春期 午後Ⅰ試験 問1 8/11(想定得点:70点前後) ※3回目
  • 平成26年度 春期 午後Ⅰ試験 問2 15/17(想定得点:85点前後) ※3回目
  • 平成27年度 春期 午後Ⅱ試験 問2 35/40(想定得点:85点前後) ※2回目
  • 平成28年度 春期 午後Ⅰ試験 問1 13/14(想定得点:90点前後) ※3回目
  • 平成28年度 春期 午後Ⅰ試験 問2 16/17(想定得点:95点前後) ※3回目
  • 平成29年度 春期 午後Ⅰ試験 問1 12/13(想定得点:90点前後) ※3回目
  • 平成29年度 春期 午後Ⅰ試験 問2 19/19(想定得点:100点) ※3回目
  • 平成29年度 春期 午後Ⅱ試験 問2 18/22(想定得点:80点前後) ※3回目
  • 平成30年度 春期 午後Ⅰ試験 問1 13/14(想定得点:90点前後) ※3回目
  • 平成30年度 春期 午後Ⅰ試験 問2 10/12(想定得点:80点前後) ※3回目
  • 平成30年度 春期 午後Ⅱ試験 問2 14/21(想定得点:65点前後) ※3回目
  • 平成31年度 春期 午後Ⅰ試験 問1 11/11(想定得点:100点) ※3回目
  • 平成31年度 春期 午後Ⅰ試験 問2 18/20(想定得点:90点前後) ※3回目
  • 平成31年度 春期 午後Ⅱ試験 問2 12/16(想定得点:75点前後) ※3回目
  • 令和2年度 秋期 午後Ⅰ試験 問1 12/13(想定得点:90点前後) ※3回目
  • 令和2年度 秋期 午後Ⅰ試験 問2 9/11(想定得点:80点前後) ※3回目
  • 令和3年度 秋期 午後Ⅰ試験 問1 13/14(想定得点:90点前後) ※3回目
  • 令和3年度 秋期 午後Ⅰ試験 問2 12/12(想定得点:100点) ※3回目
  • 令和3年度 秋期 午後Ⅱ試験 問2 18/26(想定得点:70点前後) ※3回目
  • 令和4年度 秋期 午後Ⅰ試験 問1 12/12(想定得点:100点) ※3回目
  • 令和4年度 秋期 午後Ⅰ試験 問2 17/20(想定得点:85点前後) ※3回目
  • 令和4年度 秋期 午後Ⅱ試験 問2 24/25(想定得点:95点前後) ※3回目

午後Ⅱ試験:書けそうな問題で論文演習を繰り返す

師匠
師匠

今回の午後Ⅱ試験から論述試験に変更になったんじゃったのぉ~

Ys
Ys

覚えてくれてて嬉しいです!
論文演習は量より質を意識して演習をこなしました!

令和5年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験から午後Ⅱ試験が論述試験に変更となった。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験の午後Ⅱ試験では、企画・要件定義分野と設計・開発分野から3問出題される。

企画分野はITストラテジスト 午後Ⅱ試験 問3、要件定義分野はシステムアーキテクト 午後Ⅱ試験 問3で問われていた内容がエンベデッドシステムスペシャリスト試験に移管された。

私は、前述のとおり、組込み系のシステム開発経験がない。

つまり、要件定義や設計・開発分野は論述できないため、企画分野一択で学習を進めた。

企画分野一択といいつつも午後Ⅰ試験対策のように量をこなすという戦略はとらなかった

それよりかは1~2問程度書けそうな問題を選び、その問題に対して何度も論文演習を繰り返した

情報処理技術者試験の論述試験は、何度か論述してみると規定文字数は書けるようになる。

ただ、これだけでは当然A評価は得られない。

中身が重要なのだ。

例えば、問題文の趣旨に沿っているか、設問ア~ウの論述内容の一貫性や具体性、客観的な数値を用いた説得力のある表現などが必要だ。

つまり、第三者である採点官に伝わるように論述する必要がある

それを意識して少しでもできていないところを改善していくという作業が論述試験対策となる。

9月・10月の学習実績は以下のとおり。

  • 令和3年度 ITストラテジスト 午後Ⅱ試験 問3(想定評価:B) ※1回目
  • 令和3年度 ITストラテジスト 午後Ⅱ試験 問3(想定評価:B) ※2回目
  • 平成30年度 春期 ITストラテジスト 午後Ⅱ試験 問3(想定評価:B) ※7回目
  • 論文ネタ集め(経営戦略手法、製品企画、論述対象製品の市場調査など)

午前Ⅱ試験:ここを軽視すると痛い目を見る

師匠
師匠

毎回午前Ⅱ試験は通過しているから余裕かのぉ~

Ys
Ys

午前Ⅱ試験を侮るとここで足切りを食らうのでしっかりと対策します!

午前Ⅱ試験は、いつも本試験で面喰う問題が出題される。

数年前までは過去問題を数年分やりこめばだいたい合格基準点をクリアすることができた。

ただ、ここ数年間の午前Ⅱ試験は、日頃から広い視点で情報を収集しているかをチェックされるような出題のされかたのように感じていた。

よくよく分析してみると、他試験区分で出題実績ありの問題からその試験区分に関連するものを出題する傾向が強くなってきたと感じている

つまり、その試験区分からすると新出問題という形で出題されると考えている。

かといって、他試験区分の午前問題を学習するほどの余裕はない。

そこで取れる戦略としては、エンベデッドシステムスペシャリスト試験の過去問題がそのまま出題される問題については絶対に落とさないことではないかと考えた。

9月・10月の学習実績は以下のとおり。

  • 令和3年度 春期 午前Ⅱ試験 24/25(正答率:96.0%) ※2回目
  • 令和2年度 春期 午前Ⅱ試験 23/25(正答率:92.0%) ※2回目
  • 平成31年度 秋期 午前Ⅱ試験 25/25(正答率:100.0%) ※2回目
  • 平成30年度 秋期 午前Ⅱ試験 24/25(正答率:96.0%) ※2回目
  • 平成29年度 秋期 午前Ⅱ試験 23/25(正答率:92.0%) ※1回目
  • 平成29年度 秋期 午前Ⅱ試験 24/25(正答率:96.0%) ※2回目
  • 平成28年度 秋期 午前Ⅱ試験 22/25(正答率:88.0%) ※1回目
  • 平成28年度 秋期 午前Ⅱ試験 25/25(正答率:100.0%) ※2回目
  • 平成27年度 秋期 午前Ⅱ試験 23/25(正答率:92.0%) ※1回目
  • 平成27年度 秋期 午前Ⅱ試験 25/25(正答率:100.0%) ※2回目
  • 平成26年度 秋期 午前Ⅱ試験 23/25(正答率:92.0%) ※1回目
  • 平成26年度 秋期 午前Ⅱ試験 23/25(正答率:92.0%) ※2回目
  • 平成25年度 秋期 午前Ⅱ試験 22/25(正答率:88.0%) ※1回目
  • 平成25年度 秋期 午前Ⅱ試験 24/25(正答率:96.0%) ※2回目
  • 平成24年度 秋期 午前Ⅱ試験 20/25(正答率:80.0%) ※1回目
  • 平成24年度 秋期 午前Ⅱ試験 25/25(正答率:100.0%) ※2回目
  • 平成23年度 秋期 午前Ⅱ試験 20/25(正答率:80.0%) ※1回目
  • 平成22年度 秋期 午前Ⅱ試験 19/25(正答率:76.0%) ※1回目
  • 平成21年度 秋期 午前Ⅱ試験 18/25(正答率:72.0%) ※1回目

学習に役立つ参考書籍

師匠
師匠

過去問演習を進めるうえで解説などが必要だと思うのじゃがなにを使用しているのかのぉ~

Ys
Ys

私は午後Ⅰ試験、午後Ⅱ試験で以下を使用しています!

午前Ⅱ試験と午後Ⅰ試験は過去問解説がしっかりしている書籍を使うべきである。

しかし、エンベデッドシステムスペシャリスト試験の対策本は本当に少ない。

そのため、以下の2冊を中心に中古本として古い参考書も活用して学習を進めた。

翔泳社の「うかる!」シリーズは、2023年版は令和4年度~令和3年度、2019~2020年版は平成30年度~平成28年度の過去問題と解説が掲載されている。

これにiTECの重点対策を組み合わせることで、かなりの年度をカバーすることができた。

午後Ⅱ試験対策は、みよちゃん本一択である。

午前Ⅱ試験対策としてもう一つ参考にすべきサイトを紹介する。

このサイトは全試験区分の午前問題と解説が用意されており非常に便利である。

IPAの公式HPから過去問題をダウンロードして解いた後の間違えた問題を復習する際にはこのサイトだけで十分だと思う。

まとめ

この記事では9月と10月の学習状況についてまとめてみた。

今回の内容をまとめてみたいと思う。

  • 午後Ⅰ試験対策は、旧午後Ⅰ試験と午後Ⅱ試験の過去問演習の徹底
  • 午後Ⅱ試験対策は、量より質を意識して書けそうな問題を何度も繰り返す
  • 論述試験対策は、課題の抽出とその改善の繰り返しを意識する
  • 午前Ⅱ試験対策は、当該試験区分の過去問題は全問正解するために徹底的に学習する

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