4/17に実施された令和4年度 春期 情報処理技術者試験が終わり、1か月以上が経過した。
10/16のエンベデッドシステムスペシャリスト試験に向けての5月末時点までの学習状況を記録する。
この試験区分は少しやり方を変えて「インプット学習」からスタート
まず、エンベデッドシステムスペシャリスト試験の参考書(テキストや過去問題集)は、選べるほど世に出回っていない。
なぜなら、受験者が少ない(=需要が少ない)からだ。
いかに過去問題がたくさん掲載されているものを探し出すかになってくる。
まず、テキストとして選んだものはこちら。
「アウトプット学習」の重要性を唱え続けてきたが、この試験区分だけは「インプット学習」からスタートしている。
私の経歴とこれまで合格を勝ち取ってきた試験区分に共通するのは「業務システム」中心だったということ。用意されたハードウェア上でシステム開発する経験や知識で対応することができた。
ところが、この試験区分は「組み込みシステム」中心であり、ハードウェアとソフトウェアを融合してシステムを設計する能力が問われ、いわば畑違いの試験区分なのである。
問われる内容も、ハードウェアに関する電気回路、論理回路、デバイスドライバ、デバッグ手法など経験のない領域を知る必要がある。
これらの知識を学ばないことには、「アウトプット学習」に支障が出ると判断してやり方を変えた。
5月中旬までに「インプット学習」であるテキストが読み終わり、本格的に「アウトプット学習」を開始。午前Ⅱ試験で頻出されている過去問100問を解き終わる。
結果は、100問中80問正解の出来だった。
そして、午後Ⅰ試験の記述式問題にも取り組む。
平成29年度 問1と問2、平成28年度 問1を解く。
しかし、得点はだいたい50点前後。
制限時間内に解けず、問題文も読めていない部分が多数あり、まだまだである。
過去問題特化型の参考書
エンベデッドシステムスペシャリスト試験は今回で2回目の受験である。
前述の参考書は前回もよく読んでいることもあり、学べることはあるものの少し過去問題が少ない。
そこで、もう1冊この試験区分では定評のある以下の参考書を購入してみた。
この書籍は、過去問題の中からエンベデッドシステムスペシャリスト試験に関係する問題を抽出しており、午前Ⅱ試験、午後Ⅰ試験、午後Ⅱ試験それぞれかなりの問題数が掲載されている。
そして、少し難易度は高めだが解説量が非常に多い。
まだまだ理解が乏しいため、解説を読んでもわからない部分が半分くらいある。
しかし、これらの知識をインプットしながら、アウトプット学習を進めるとかなりいい所まで行けるのではないかという予感を強く感じる。
ただ、解説は分かる人が分かる書き方になっているため、難易度は高めだ。
もし、これから受験を考えている方が参考書選びをするなら、最初に紹介した翔泳社のテキストをお勧めする。
2022年5月末時点の弱点領域
午前Ⅱ試験および午後Ⅰ試験の過去問題を解いてみて、現時点で圧倒的に弱点と思われる箇所がある。
それは、「論理回路」と「入出力とバスアーキテクチャ」である。
これらはソフトウェア中心のシステム開発者は本当に苦労すると思う。
もし、同じ悩みを抱えてる方やこういう状況下の受験者にお勧めする参考文献(書籍やサイトなど)を是非教えて欲しい。
それぐらい、この試験区分は情報量が少ない。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の一番難しい部分は、もしかすると情報を得て理解するプロセスなのかもしれない。
6月は午前Ⅱ試験と午後Ⅰ試験のアウトプット学習を中心に知識を広げていきたいと思う。
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