11月もあと数日。
いよいよ12月に入ろうとしている。
仕事がかなり忙殺状態であるが、ネットワークスペシャリスト試験の学習も並行して実施した。
少し早いが、11月の学習状況をまとめてみたいと思う。
インプット学習:完了
そろそろインプット学習が終わるころじゃったのぉ~
覚えていてくれたのですね!はい、無事に完了しました!
10月に立案した学習計画に従って、インプット学習を実施。
ちなみに、令和5年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験の学習計画はこちら。
まず、10月に読み込んだ参考書はこちら。
10月は、瀬戸美月先生の「徹底攻略 ネットワークスペシャリスト教科書 令和5年度」を読破した。
この書籍は、ネットワークスペシャリスト試験に必要となる基礎知識が網羅的に掲載されている。
その他にも、受験ガイドや過去問題とその解説などかなりコスパの高い書籍である。
OSI基本参照モデルおよびTCP/IPをベースに、物理層からアプリケーション層までの基礎知識がとても分かりやすくまとめられていた。
また、文字だけではわかりにくいなと感じると、だいたいそれを補完する図表が登場する。
まるで、私のわかりにくそうだと思われる箇所を見越したように登場するのに驚きだった。
そして、午前試験に出題される問題が要所要所で登場するため、現時点の自分の位置を客観的に評価することもできる。
この書籍は本当に読者のことをよく考え、まとめられていると思う。
次に、11月に読み込んだ書籍はこちら。
この書籍は、ネットワークスペシャリストを受験するうえで最も重要視されているTCP/IPについてより細かく解説されている。
特に、データリンク層~トランスポート層までの基礎知識がより深く学べる。
例えば、ヘッダフォーマットやプロトコルをはじめ、ネットワークの仕組みやセキュリティ、ケーブルのことまで非常に多岐にわたり必要な情報をわかりやすくまとめられている。
この2冊は10月に立案した学習計画だと11月中に読破する予定だったが、計画通り完了できた。
ここで重要なことは、ネットワークスペシャリスト試験に必要となる「基礎知識」に一通り触れるということ。
このタイミングでは完全に理解しようとしなくてよいと考えている。
理由はいくつかある。
- いつまでもインプット学習から抜け出せず過去問演習などのアウトプット学習ができない
- 基礎知識を暗記してもネットワークスペシャリスト試験はそんな単純な試験ではない
- この基礎知識を使って設計や問題解決などの応用力を身に付けるのはアウトプット学習
色々と思う所もあるかもしれないが、インプット学習は振り返らずにまずは突き進むことが重要だ。
なぜこの2冊をインプット学習用の参考書として選んだのか?
そもそもなぜこの2冊をインプット学習の参考書としたのかのぉ~?
その理由は本試験問題にあります!
ネットワークスペシャリスト試験は、基礎知識を使って設計や問題解決などの応用力が試される。
例えば、令和4年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午後Ⅰ 問2の一部を見てみよう。
見ていただくと、参考書に登場するような赤枠部分の用語がたくさん登場する。
上記の問題文から洗い出してもざっとこんな感じだ。
- POP
- FW機能
- PaaS
- IPSecルータ
- トンネルモード
- NAPT
- IPSecVPN
- IKE
- ESPのプロトコル
- IKE SA
- Diffie-Hellman
- ESPトレーラ
これらは全て瀬戸美月先生の書籍など、ネットワークスペシャリスト試験の参考書にはだいたい記載されている。
ただ、参考書は辞書的な使い方をした方が良いことの方が多い。
それは、ネットワークスペシャリスト試験に必要となる用語とその意味が体系立ててまとめられている部分が大きいからである。
つまり、問題文の用語を見て何が書かれているのかの意味が分からないと話にならないため、そこをクリアするために参考書が必要というわけだ。
でも、用語と意味だけ覚えて上記の問題を解けるかというと、私はそうではないと思っている。
そう思う理由を、上記の問題文に該当する設問で説明したいと思う。
(1)は空欄の穴埋め問題。
(2)は記述式の問題だ。
ちなみに、解答は以下のようになる。
(1)空欄e「暗号」、空欄f「IP」、空欄g「Child」、空欄h「鍵長」
(2)IKE SA、Child SA
見ていただくと分かる通り、用語を答えるというよりかは、その用語に関連する少し深い内容(仕様とか制約など)が問われることが多い。
このような内容は参考書の用語を暗記しただけではなかなかアウトプットできない。
事例や基礎知識としてどういうシチュエーションで使用するかなどの深堀が必要になる。
だから、もう少し深い内容を体系立てて学習するために「マスタリング TCP/IP 入門編」が必要と判断したのである。
もちろんこの2冊で全てが完璧になるわけではなく、様々な文献や経験を積みながら少しずつ成長していく必要がある。
アウトプット学習を開始
インプット学習が予定より若干早く終わってよかったのぉ~
そうですね!早速この流れのまま、アウトプット学習に移ります!
インプット学習が終わり、今日からアウトプット学習に進んだ。
従来は、過去問題を解きだしていた。
ただ、今回はこのやり方を少し変えてみた。
まずは、左門先生のネスペ「ワークブック」を用いて、瀬戸美月先生の参考書とマスタリングTCP/IP入門編で学んだことがどこまで理解しているのかを評価してみる。
左門先生のネスペ「ワークブック」はこちら。
この書籍が気に入った理由は、とにかくいろいろな角度からネットワークスペシャリスト試験に必要となる知識をアウトプットさせるための工夫が盛りだくさんだからである。
まず驚いたのは、数ページ読むといきなり「ネットワーク構成図を描いてみよう」という演習が始まる。
いくつかのヒントが記載されているだけで、あとは真っ白な答案用紙となっている。
ここがインプット学習では絶対に見につかない部分になる。
具体的に言うと、「用語をいくら分かっていても、実際にそれを使って設計などを行い、成功体験・失敗体験を繰り返さないと応用力が身につかない」ということだ。
ここに登場するワークブックは、とにかく手を動かしながらわからないところを洗い出し、さらにそこを参考書などで補強するというスタイルだ。
アウトプット学習の最大のメリットは、分かっている、分かったつもりになっている、分からないが明確になるという点だ。
分かっているつもりになって勉強をおろそかにすると、あと一歩のところで本試験を通過できなかったりする。
「自分に厳しく」ではないが、まずは分からないところを徹底的に洗い出そう。
そして、失敗経験があるからこそ次は理解して解答できるように取り組むのである。
この繰り返しに時間をたくさん使いたいからこそ、インプット学習はなるべく短期間で終わらせるべきなのだ。
12月に向けて
2022年最後の月は左門先生のワークブックをまず終わらせるつもりで頑張るぞ!
まずは左門先生のワークブックを完了させることに注力する。
そして、午後Ⅱ過去問演習に移りたいと考えている。
12月以降はとにかく「アウトプット」しようと考えている。
アウトプットの中で見えてくる弱点を補強するために「インプット」があるという構図になる。
アウトプット→インプット→アウトプット→インプット…
これをどれだけ回せるかにかかっている。
その名も「バームクーヘン作戦」で頑張っていこうと思う。
そして、年輪のように何重にも重ねて、幹の太い大きな木になりたい。
一定の大きさまで育てば、ネットワークスペシャリスト試験も合格できるはず。
まとめ
今回は少し早いが11月の学習状況について書いてみた。
最後に本日のまとめを行いたいと思う。
- インプット学習は表面的にならず少し深堀しよう
- アウトプット学習は自分にごまかさずに弱点を洗い出そう
- 弱点克服のためのインプット学習を怠らないようにしよう
- バームクーヘン作戦を発動させてアウトプット学習とインプット学習を繰り返そう
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