高度区分の午前Ⅰ試験免除の勝ち取り方

午前Ⅰ試験

情報処理技術者試験の高度区分では、午前Ⅰ試験の免除制度が存在する。

応用情報技術者試験の合格する、高度区分に合格する、高度区分の午前Ⅰ試験で60点以上取得する3つのうち、どれかに該当すれば2年間免除することできる。

午前Ⅰ試験を免除できると、その分試験対策の時間が別の所に充てられるためかなり有利になる。

この記事では、午前Ⅰ試験免除の勝ち取りたいあなたに向けて記載したいと思う。

午前Ⅰ試験からの受験者はここを必ず突破すること

午前Ⅰ試験を受験するということは、以下のいずれかに該当する受験者である。

  • 高度区分保持者で免除期間の2年間を経過してしまった受験者
  • 応用情報技術者を飛ばして高度区分を受験する受験者

高度区分を午前Ⅰ試験から受験する場合、よっぽどの理由がない限り試験会場に行き、午前Ⅰ試験だけは最低限60点以上の得点で突破することを必達事項にすべきだ。

なぜなら、午前Ⅰ試験を60点以上で通過できれば、たとえその試験に不合格となっても2年間は午前Ⅰ試験を免除することができるからだ。

ではなぜ午前Ⅰ試験免除だけでも必ず突破すべきかということをもう少し掘り下げる。

次の表は、情報処理技術者試験午前試験の出題範囲とレベルをまとめた資料である。

出典:試験区分別出題分野一覧表https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/youkou_ver4_9.pdf

まず、赤枠の部分を見て欲しい。

これが、高度区分の午前Ⅰ試験で問われる試験範囲である。

見ていただくと分かる通り、テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジスト系の3区分全てからレベル3の難易度で出題されるのだ。

レベル3の難易度=応用情報技術者である。

つまり、ここを突破するだけでも相当大変なのだ。

特に、冒頭で記載した「応用情報技術者を飛ばして高度区分を受験する受験者」は、これらの範囲から出題されるレベル3までの知識を身に付ける必要がある。

これには相当量の時間を要する。

高度区分保持者が午前Ⅰ試験を受ける場合でも、過去に学習した積み重ねが使える分アドバンテージがあるものの学習が必要になるほどだ。

それだけ大変なのだ。

だから、午前Ⅰ試験をクリアすることで今後2年間はこの学習から解放されるのである。

ちなみに、高度区分の学習で最も大変で時間がかかるのは午後Ⅰ試験および午後Ⅱ試験対策である。

ここに時間を割けるようにするための長期的戦略としてまずは午前Ⅰ試験突破を必ず達成しよう。

午前Ⅰ試験突破のための学習方法

superrunx
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だいぶん構えさせてしまいましたが、これを繰り返せば必ず突破できる!

午前Ⅰ試験を突破するために、高度区分の午前Ⅰ試験対策本を購入するやり方もある。

しかし、私はいきなり過去問題を5回分ぐらい解く方が良いと考えている。

理由はいくつかある。

  • 午前Ⅰ試験の半分程度は過去問題から出題される
  • 午前Ⅰ試験によく出題される問題とそうではない問題が存在する
  • 午前Ⅰ試験以外の学習も必要になる

最大の理由は、1点目の「過去問からかなり出題」されるという点だ。

何度も言うように、午前Ⅰ試験対策に時間をかけすぎるわけにはいかない。

受験者は高度区分試験の合格を目指すことを一番に考えるため、ゴールが午後Ⅱ試験突破なのだ。

だから、バランスを考えて学習する必要がある。

その際に、過去問から多く出題されると分かっていればこの手を使わない理由が思い当たらない。

過去問題で不正解となった問題だけ、参考書などに掲載されている解説を読んで学習すればよい

午前Ⅰ試験対策のプロセスは午前Ⅱ試験もそのまま使える!

superrunx
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午前Ⅱ試験も午前Ⅰ試験と同様に過去問題中心の学習でよい!

午前Ⅰ試験の学習方法は、午前Ⅱ試験の学習方法としても使える。

つまり、午前試験の対策に迷いが生じにくくなり、効率が高まるのである。

更に、受験する高度試験区分の午前Ⅱ試験で問われる要素の一部を午前Ⅰ試験で学習することになる。

理解度が増し、学習時間も少しずつ少なくすることができるメリットも生まれる。

午前Ⅰ試験の計算問題は最悪答えを覚えよう!

あまりお勧めしないが、極論話をする。

午前Ⅰ試験の出題範囲は、前述の通り広範囲である。

用語を覚えることは比較的短時間でできるが、計算問題は得意・不得意が顕著に表れる。

不得意な受験生にとって、計算問題は本当に嫌なのだ。

そして、まじめに理解しようとすると相当に時間がかかる。

そこで、「午前Ⅰ試験の半分程度は過去問題から出題される」ということを思い出してほしい

情報処理技術者試験の午前問題は、過去問題にあまりアレンジが加わらない状態で再出題される傾向が強い

本試験1~2週間程度前のタイミングで計算問題に不安を感じた場合、問題文と解答をセットで覚えるというやり方に切り替えよう

その際に、覚える内容は「記号」ではなく「解答の数字」を覚えることに注意する。

何度も言うが、「午前Ⅰ試験の突破」は必達事項なのだ。

最後の最後は手段を選ばないということも戦術の1つであることを覚えておこう!

まとめ

午前Ⅰ試験は広範囲かつ難易度もそれなりに高い。

でも、試験対策として力を入れるためには午前Ⅰ試験対策に時間を使い過ぎてはいけないことを紹介した。

この記事のまとめは以下の通り。

  • 午前Ⅰ試験は必ず突破する必達事項
  • 午前Ⅰ試験の免除は今後の高度区分受験をするうえで相当有利になる
  • 午前Ⅰ試験対策は過去問題中心に行う
  • 計算問題は最悪問題と解答をセットで覚えよう

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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