情報処理技術者試験対策ってどれぐらい必要?

全般

受験するレベルや受験者の経験・知識レベルに左右されるが、最低1日30分は勉強した方が良い。
ただし、時間創出しやすい休日は「アウトプット学習」、そうでない平日は「インプット学習」などとうまく工夫して学習することが試験対策を継続していくうえで重要である。

情報処理技術者試験の申込から受験までの学習計画

まずは学習計画の立案である。

ただ、細かく〇月〇日:平成29年度 午前Ⅱ試験 過去問演習、□月□日:〇月〇日の復習などといった日ベースでの計画立案は個人的には控えた方がいいと思う。
理由は、忙しい人ほど簡単に計画破綻するからだ。

そうではなく、本試験日から逆算して月単位にこの時期にはこの学習を進めていたいよねという感じで立案することをお勧めする。

個人的に実践してきて比較的機能している学習計画案はこんな感じだ。

●モデルケース : 4月の春期試験後から10月の秋期を目指して学習するケース
 (秋期試験後に翌年度の春期試験を目指す場合は、上記の月を11月~4月と読み替えて欲しい。)

  4月 情報処理技術者試験 春期試験 (第3日曜日)
  5月 秋期試験で受験しようとする試験区分の決定、教科書購入、1巡読破
  6月 午後Ⅰ試験 過去問演習、自己採点、解説を読み弱点克服
  7月 午後Ⅰ試験 過去問演習、午後Ⅱ試験過去問演習、自己採点、解説を読み弱点克服
  8月 午後Ⅱ試験過去問演習、自己採点、解説を読み弱点克服
  9月 午前Ⅱ試験過去問演習、午後Ⅰ・午後Ⅱ過去問演習で得点が取れなかった問題の重点対策
10月 午前Ⅱ試験過去問演習(解答丸暗記)
    情報処理技術者試験 秋期試験 (第3日曜日)

4月~5月で秋期試験に受験しようとする試験区分の教科書を購入。
その流れで教科書を一巡する。
その際に、わからないところや演習問題で間違ったところを完璧にすることをせずに、とにかく読み進めて一巡読破することをお勧めるする。
6月以降は、午後Ⅰ試験、午後Ⅱ試験、午前Ⅱ試験の順に過去問演習を進めていく。

簡単に言うと、5月までは「インプット学習」、6月以降は「アウトプット学習」という流れだ。

流れは分かったが平日に過去問演習する時間の確保が難しいのでは?

こんなの平日含めてできるわけないだろ!!!って思われる方がいるかもしれない。
全くのその通りである。
私も平日は時間が取れない。
社会人として第一線で活躍されているご多忙の読者の方であればなおさらである。

ここで初めて日ベースの作戦が必要になってくる。

 土曜日、日曜日、祝日
  午後Ⅰ・午後Ⅱ試験の過去問演習、自己採点、解説を読んでの理解
 平日
  土曜日、日曜日、祝日に実施した過去問演習で見つかった弱点のインプット学習
  (インプット学習と言いつつ、学んだことをノートにまとめる)

休みの日に時間を確保して過去問演習を行う
ここでは、ちゃんと時間を測ることを忘れないようにしてほしい。
例えば、午後Ⅰ試験を1問解く場合は45分、午後Ⅱ試験を解く場合は120分計測しながら解くのだ。
ここは妥協しない。
これをしないと、本番試験では時間経過に焦って頭が真っ白になる。
そうならないように、学習時期からしっかりと時間間隔と時間内で第三者に伝わる解答の仕方を養う。

平日は逆に少ない時間の中で最も弱点・苦手意識の強い部分の復習を行う
教科書、問題集の解説、インターネットの文献、YouTubeなど様々なものを活用して理解した内容をノートにまとめるようにしたい。

このサイクルを繰り返すことが重要である。 

モチベーションが継続できない、、、

それが普通なので問題ない。
気分が乗らない(=モチベーションが低い)ときは割り切って勉強しないでいい
しっかりと疲れやストレスから解放する行動に集中するでいいのだ。
その代わり、早く気持ちをこちらに戻すようにしっかりと休んで、早期に学習再開を目指そう

情報処理技術者試験の対策には時間を要する。
この間、モチベーションをキープし続けるのは相当大変である。
私も100%モチベーションをキープして学習を続けることは不可能だ。

なぜなら、家庭や大切な人との大切な時間を過ごしたり、仕事が大変だったりと様々な優先すべき事項が多々発生するからだ。

間違ってはいけないことは、資格試験を第1優先に考えてはいけないということ。
何が何でも合格するために死に物狂いで勉強するということはプレッシャーとなり結果的にしんどくなる
(過去に経験あり。このダメージを追うと長い目で勉強できなくなってしまう。)

あくまで、自分が必要として受験を決意しているということを大切にしたうえで、少しずつ時間を創出して学習することを継続し、試験日当日に試験会場にいって本試験を受けてくることが重要だ。

平日の勉強時間の目安ってどれぐらい?

正直ここは人それぞれになる。
業務経験の有無や知識、情報処理技術者試験の他区分の合格実績、ベンダー資格などの合格実績などにも左右されるからだ。

ただ、もし1日30分学習する時間を創出できれば相当な学習時間が確保できる。
たとえば、上記のモデルケースだとざっくり本試験まで180日間ある。
仮に土日祝日も30分しかしなかったとしても、

  180日 × 30分 = 5,400分 ⇒ 90時間

という計算になる。
そして、これが癖となり当たり前にできるようになるとベンダー資格などの少し難易度の落ちる試験にはだいたい1回で合格できるようになる。
私の場合もまさにこの作戦で、その時に必要と思われる資格試験に挑戦して合格を勝ち取ってきた。

この学習方法を学ぶことが出来たのはこの書籍のおかげである。

この書籍は入社2年目に出逢ったものだ。
当時、ソフトウェア開発技術者(現:応用情報技術者)試験に向けて猛勉強していた時に、土日祝日だけがっつり勉強をして平日は勉強しない時期があった。
仕事に忙殺されていたこともあったが、次の休みの日まで学習を行わないため忘れていることの方が多く非効率さを感じていた。

そんな時にこの書籍を読み、考え方が改まった。

1日30分だと、極端な話通勤時間に教科書を読んだり弱点克服のインプット学習をしているだけで達成できる。
移動時間を自己啓発のための投資時間に変えたのだ。

これにより、この後さらにプライベートや仕事が多忙の極みになっていった私が継続して学習を続けることが出来るようになった。
つまり、一石二鳥どころか三鳥、四鳥にもなったのだ。

この書籍のおかげで自分自身の人生も大きく変えてくれたと言っても過言ではない。

もし似たような悩みをお持ちの方は是非読んでいただきたい。
本来の学習からは少し離れるかもしれないが、結果的に大きなリターンを得られると思っている。

小さな積み重ねを続けることで大きな夢をかなえてくれる原点である。


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