令和7年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験が10/12(日)に行われた。
私も無事に受験することができ、自分の今持っている力は全て出し切れたかなと思う。
合格発表スケジュールも公表され、12/25(木) 正午とのこと。
合格発表まで2か月以上あるが、まずは受験した感想を中心にまとめていきたいと思う。
最後のペーパー試験

情報処理技術者試験に大きな変化があるようじゃのぉ~

応用情報技術者試験および高度区分の試験が来年からCBTに変更になります!
令和8年度から情報処理技術者試験の全区分および情報処理安全確保支援士試験がすべてCBT方式に移行される。
よって、今回が最後のペーパー試験であった。
ペーパー試験は、良くも悪くも全国一斉に試験会場に受験者が集まり、同じ時間に同じ問題を解くというやり方だ。
環境に左右されたり、受験者の緊張感を味わいながら試験を受けるなど、いろいろな面があった。
でも、それが今回の試験で最後になるのだ。
高校2年生からずっと受験し続けてきた情報処理技術者試験。
ペーパー試験が終わるということは少し寂しい面もあるが、CBT方式に変わることで良い面もある。
今までのように試験終了後に「お疲れさまでした~」みたいなやり取りはできなくなってしまう。
しかし、CBT方式になると自分の好きなタイミングで好きなテストセンターで受験ができるようになる。
応用情報技術者試験、高度区分、情報処理安全確保支援士試験の具体的なCBT方式でのスケジュールが公表されていない。
なんとなくだが、春と秋に分かれるところまでは従来と同じで、春と秋のそれぞれの特定期間中にテストセンターで受験してねという流れになるのではないかと想像する。
前向きに捉えたいと思う。
R7秋 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ試験

午前Ⅰ試験は免除じゃったのぉ~

免除期間最後の午前Ⅰ試験でした!
2年前に合格したエンベデッドシステムスペシャリスト試験のおかげで、午前Ⅰ試験は免除だった。
ちなみに、免除期間は最後となるため、今回不合格になってしまうと次回は午前Ⅰ試験から受験しなおしということになる。
R7秋 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ試験

午前Ⅱ試験はどうじゃったのかのぉ~

マークミスがなければ合格基準点は突破できました!
他の試験区分受験時にもつぶやいてきたが、年々過去問からの出題割合が減り、別試験区分の過去問題や新出問題の割合が増えてきていると感じた。
つまり、当該試験区分の午前Ⅱ試験の過去問題を完璧にすれば7~8割程度の得点が取れるという時代は終わりを告げたと言っても過言ではないと思っている。
今回の情報処理安全確保支援士試験午前Ⅱ試験も漏れなく該当しており、難化していると感じた。
例えば、こんな問題である。




問5、問8~問14は令和2年度秋期~令和7年度秋期までは出題されていない。
問8などは午後試験問題から来た問題である。
このように、過去問だけしっかりやっていても太刀打ちできなくなりつつあり、他の試験区分やセキュリティ関連の書籍や文献、ニュースなどから広く情報を収集する必要があると考える。
当日中にIPAのHPに午前Ⅰ試験および午前Ⅱ試験の公式解答例が公表されている。
結果は25問中23問正解であり、92.0%の正答率であった。
マークミスがなければ午前Ⅱ試験は突破したということになる。
R7秋 情報処理安全確保支援士試験 午後試験

午後試験はどうじゃったのかのぉ~

問3と問4を選択して、解答欄も一応すべて埋めきってきました!
今回の午後試験は以下のような問題が出題された。
- 問1:コンサルティング業務で使用するSaaSに関する問題
- 問2:暗号資産交換業におけるセキュリティに関する問題
- 問3:情報システムのセキュリティ強化に関する問題
- 問4:製造業におけるセキュリティ管理に関する問題
最初に問3を解くことに決め、そのあと問2か問4どちらにしようか悩んだ末に問4を選択した。
問3は設問1の(2)でDoHやDoTなど、私にとっては初めて見るような内容が問われた。
それ以外の部分は問題文の状況に従いながら解答していく問題が多いのだが、この問題は結構図1のP社のネットワーク図に問題文で登場する新たなサービスなどを書き込むと解きやすかった。

例えば、接続元IPアドレスの制限としてどのIPアドレスを設定すればよいかなどが問われるが、それは以下の表を上記の図1に書き込むことで解像度が増した。

次に問4は比較的解きやすい印象だったが、問題文の条件に従いながら入口対策と出口対策を意識してリスクアセスメントを行っていくような問題だった。
こちらは一見自由に書いてよいように思えるが、L社の状況の工作機械を止めてしまうリスクを洗い出し、2時間以内に復旧できるような対策を求められているように感じた。



この問題の設問の特徴としては、効果の高いもの、効果が同等なら業務影響が少ないものというように、複数う考えられるうちのベストを書いてねという問われ方が印象的だった。
私は結構ランサムウェアを意識した解答をイメージしつつ、なるべく問題文で使われているような表現方法で解答を組み立てることを強く意識した。
時間も少し余ったが、退出せずに最後まで1点でも点数を得られるように粘りに粘った。
後から見返すとまだまだ勉強が足りない部分もあると思う。
しかし、現時点では持てる力をすべて出し切れたかなと思えた。
合格発表スケジュール

自分の力をすべて出し切れてよかったのぉ~
ところで、合格発表はいつ頃なのかのぉ~

12/25とのことです!
試験当日の20時ごろに、IPAのHPに合格発表スケジュールが掲載された。
合格発表日:12月25日 正午
なんとクリスマスである。
今回の試験の結果発表までまだ2か月以上あるが、合格というクリスマスプレゼントがいただけるように願いたいと思う!
まとめ
今回は情報処理安全確保支援士試験の受験報告と合格発表スケジュールについてまとめてみた。
最後に本日のまとめを行いたいと思う。
- 午前Ⅱ試験は当該区分の過去問題だけでは太刀打ちできなくなってきている
- 午後試験は問3と問4を選択し、すべての設問に解答することができた
- 問題文の条件に従いながら採点官に向けた解答表現を心掛けた
- 合格発表日は12/25 正午 予定とのこと
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