10/13(日)は、令和6年度 秋期 情報処理技術者試験および情報処理安全確保支援士試験が行われた。
受験された方はお疲れさまでした。
長きにわたり積み重ねてこられたと思うので、まずは自分自身にご褒美をあげましょう。
私は情報処理安全確保支援士試験を受験してきた。
これまでの積み重ねたものを全て出し切ることができ、楽しみながら受験することができたと思う。
ということで、10月の学習状況と試験当日の状況をまとめていきたいと思う。
情報処理安全確保支援士試験の学習状況:試験直前時点
9月はだいぶん追い込んだようじゃが、その後はどうじゃったのかのぉ~
10月は勉強会などにも参加して量と質の両方を追求できました!
10月は午前Ⅱ試験対策と午後試験のなかで苦手とする問題の復習などを中心に積み重ねを行った。
この時期の過去問演習では、間違った問題を中心とした解答プロセスや解答表現の見直しと基礎知識のインプットなどを行いながら復習を行った。
まずは、その実績をまとめる。
- 午後試験
- 令和2年度 秋期 午後Ⅰ試験 問3 8/11(想定得点:35点前後)
- 令和5年度 秋期 午後試験 問1 5/7(想定得点:35点前後) ※2回目
- 令和5年度 秋期 午後試験 問2 12/15(想定得点:35点前後) ※2回目
- 令和5年度 秋期 午後試験 問3 8/12(想定得点:35点前後) ※2回目
- 令和5年度 秋期 午後試験 問4 10/13(想定得点:35点前後) ※2回目
- 令和4年度 秋期 午後Ⅰ試験 問1 8/10(想定得点:40点前後) ※2回目
- 令和4年度 秋期 午後Ⅰ試験 問2 12/12(想定得点:50点) ※2回目
- 令和3年度 秋期 午後Ⅱ試験 問1 12/18(想定得点:65点前後) ※2回目
- 令和3年度 秋期 午後Ⅱ試験 問2 15/16(想定得点:90点前後) ※2回目
- 午前Ⅱ試験
- 令和3年度 春期 23/25(正答率:92.0%)
- 令和2年度 秋期 20/25(正答率:80.0%)
- 令和元年度 秋期 20/25(正答率:80.0%)
- 平成31年度 春期 24/25(正答率:96.0%)
- 令和5年度 秋期 22/25(正答率:88.0%) ※2回目
- 令和5年度 春期 21/25(正答率:84.0%) ※2回目
- 令和4年度 秋期 22/25(正答率:88.0%) ※2回目
- 令和4年度 春期 25/25(正答率:100.0%) ※2回目
- 令和3年度 秋期 23/25(正答率:92.0%) ※2回目
- 令和3年度 春期 24/25(正答率:96.0%) ※2回目
- 令和2年度 秋期 25/25(正答率:100.0%) ※2回目
- 令和元年度 秋期 25/25(正答率:100.0%) ※2回目
従来はこの流れで本試験に臨んでいるが、今回は学習プロセスを少し変更した。
それは、まさるさんの勉強会に参加したことだ。
この勉強会では、過去問題を活用した試験に必要な基礎知識の復習に加えて、参考書だけではわかりにくい部分をいろいろな方法で説明してもらえたことが非常に勉強になった。
加えて、この勉強会ではまさるさんから非常に多くの質問が飛んでくる形式で、受講生がそれに答えていくことで記憶を定着させるという方法が採られていた。
この学習方法は非常に効果的であり、実際に受講生の前で間違ってもいいからアウトプットするということの重要さが身にしみて感じた。
ちなみに、まさるさんに直接あった感想はどうじゃったのかのぉ~
常にニコニコされており、優しく、温厚な性格の方で非常に接しやすかったですよ!
試験直前は少しでも苦手な部分を減らすために、YouTube動画「まさるの勉強部屋」から苦手なキーワードの動画をひたすら見てインプット学習を進めた。
試験当日:試験前
試験当日はどうじゃったかのぉ~
自分が持っている力を全て出し切ることができました!
試験当日は素晴らしい秋晴れとなった。
これまで積み重ねてきた努力を信じて、強い気持ちをもって試験会場にいった。
試験会場は、なんとホテルの一角で行われた。
こんな恵まれた施設で試験を行うのは、長い情報処理技術者試験受験歴の中でも初めての経験だ。
試験会場は宴会会場のような場所をいくつも試験会場にして部屋割りがされていた。
ちなみに、試験の名前が「情報処理技術者試験 試験会場」となっていたが、正しくは「情報処理安全確保支援士試験 試験会場」だということは目をつぶってほしい。
誰にでも間違いはある。
試験当日:午前Ⅱ試験
私は、午前Ⅰ試験免除のため、午前Ⅱ試験からとなった。
過去の記事でも記載したが、過去問題をそのまま流用する問題が減少傾向にあり、表現を変えたり、他の試験区分の問題だったり、新出問題だったりと難易度を上げてきていると感じる。
午後Ⅰ試験と午後Ⅱ試験を統合したこともあり、難易度を上げることで合格率を調整しているようにも感じるが、午前Ⅱ試験も難しいと感じた。
例えば、このあたりが情報処理安全確保支援士試験の午前Ⅱ過去問試験から変わった内容だと思う。
この辺りは、令和5年度~平成31年度までの午前Ⅱ試験では出題されていない。
4連敗中のネットワークスペシャリスト試験でも上記の問題は見たことがないため、新出問題の位置づけだと思われる。
このように、午前Ⅱ試験は難化傾向にあるため、新出問題が取れなくても合格基準点に到達するために、過去問題がそのまま出題されたものについては確実に得点できるように積み重ねておく必要がある。
試験当日:午後試験
午後試験は、4問中2問選択して解答する。
これは新試験制度に変わってから変化はない。
しかし、今回非常に大きな変更点があったように感じる。
まずは、問1~問4の設問を並べてみるので、何が大きな変更点になったかを考えてみて欲しい。
問1 インシデントレスポンスに関する次の記述を読んで、設問に答えよ。
問2 ドメイン名変更に関する次の記述を読んで、設問に答えよ。
問3 クレジットカード情報の漏えいに関する次の記述を読んで、設問に答えよ。
問4 セキュリティ診断に関する次の記述を読んで、設問に答えよ。
どれもこれもさらっとしておるのぉ~
そうなんです!
どの問題の設問も、問題文の与件の中で受験者の考えを具体的に述べよという趣旨の問題が非常に多いと感じる。
そして、最も大きかった変化は、どの問題も「文字数指定」の小問が圧倒的に少なくなったのである。
もちろん、なんでも書いてOKではない。
情報処理技術者試験および情報処理安全確保支援士試験の午後試験は、大半が解答内容が一意になるように作成されている。
そこを外さないという前提のうえで、より考えさせるような問われ方をしているのだ。
従来の過去問演習では、よく「〇〇字以内で述べよ」や「〇〇字以内で具体的に述べよ」という問われ方であったが、今回はそうではないのである。
実際、解答用紙も原稿用紙のように升目になっている解答欄はごくわずかで、それ以外は数行の枠だけ用意されており、そこに受験者の考えを具体的に記述するという構成であった。
今後の試験対策としては変わらないものの、より長い文章を書かされる可能性があることを意識して、5W1Hを忠実に守るような解答表現が求められる点を付け加える必要があるなということに気付かされた。
公式解答例の一部公表と合格発表スケジュール
今回の試験の合格発表はいつなのかのぉ~
12/26のようです!
試験も終わり、問題と午前試験の公式解答例がIPAのHPに公開された。
私が受験した情報処理安全確保支援士の午前Ⅱ試験の公式解答例を基に採点した結果、19/25(正答率:76.0%)であった。
午後試験の公式解答例は12/24(火)、合格発表日は12/26(木)とのことだ。
まとめ
今回は本試験直前までの学習状況と試験当日の受験の感想をまとめてみた。
最後に、今回の内容をまとめてみたいと思う。
- 過去問演習を通じた解答プロセスや解答表現の最終確認
- 午前Ⅱ試験対策
- まさるさんの勉強会への参加
- まさるの勉強部屋を活用した苦手分野の総復習
- 本試験は午前Ⅱ試験の難化と午後試験の文字数指定なし問題の急増
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