2022年も残すところあとわずかとなった。
今年も振り返ると、仕事やプライベート、自己啓発などに時間を注ぐことができた。
総合的に見ても非常に充実した1年だったと思う。
41歳になってもいまだに自分の成長のために学び続けているが、これが意外とやめられない。
ということで、2022年最後の日に振り返りをしてみたいと思う。
資格試験は2勝2敗だった
2022年は勝率50%という結果に終わったよ
まずは2022年に受験した資格試験とその結果をまとめてみる。
2022年02月 技術士第一次試験(情報工学) 合格
2022年06月 ネットワークスペシャリスト試験 不合格
2022年12月 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 不合格
2022年12月 Agile Scrum Fundation 合格
2022年に挑戦した資格試験の振り返り
今年は結果は出なかったものの来年に向けて非常に飛躍できたと思う!
1)技術士第一次試験の合格!
まずは、技術者として最高峰と言われる国家試験の技術士第一次試験に合格できたことだ。
この資格試験は、第二次試験まで合格することで初めて技術士になることができる。
技術士第一次試験は、情報工学や電気電子、衛生工学、経営工学など20の技術部門に分かれる。
そして、申し込みをした技術部門で「基礎科目」、「適性科目」、「専門科目」をそれぞれ受験する。
「基礎科目」、「適性科目」、「専門科目」それぞれ50%以上の得点で合格できる。
私の場合は「基礎科目」がまさに鬼門であった。
20の技術部門が共通して受験する科目であるため、得意・不得意が顕著に出る。
例えば、情報工学が得意な受験生が科学の問題になると全然わからないといったような感じだ。
技術士第一次試験を突破しないと第二次試験の受験資格が与えられないという点からも、1発合格できたのは非常に良かった。
2)情報処理技術者試験は春秋共に不合格、、、
一方、情報処理技術者試験は春秋共に不合格であった。
結果的には残念であったが、昨年に比べるとかなり理解が深まったと思う。
ネットワークや組込みシステムに関する基礎知識の習得や応用力、大の苦手な計算問題が解けるようになった。
この積み重ねは来年にも活かせるため、費やした時間は決して無駄にならない。
時間が経つにつれて覚えたことの一部は忘れてしまうが、体に叩き込んで自分のものとなった部分も多くある。
来年こそは花を咲かせたい。
また、秋に受験したエンベデッドシステムスペシャリスト試験で午前Ⅰ試験の得点が60%以上だったため、来年から2年間は午前Ⅰ試験が免除になる。
3)Agile Scrum Fundationの合格!!
そして、最後はAgile Scrum Fundationの合格。
アジャイル開発プロジェクトが少しずつ増加する中で、スクラムに関する基礎知識を習得でき、試験にも合格することができた。
将来の自分に対する準備ができたのが非常によかった。
お世話になった参考書たち
2022年にお世話になった参考書を一気に紹介しよう。
技術士第一次試験で使用した参考書は2冊!
技術第一次試験はこの2冊で合格できた。
専門科目は情報処理技術者試験の高度区分に合格していたこともあり免除だった。
なので、基礎科目と適性科目のみの受験となったが、基礎科目だけは問題集だけでは太刀打ちができないと判断してテキストも購入。
問題集で間違えて解説を読んでもピンとこないものは標準テキストを利用して補完した。
このサイクルを繰り返すことで合格点を突破することができた。
ネットワークスペシャリスト試験に使用した参考書は4冊!
うち、1冊はあまり合わなくて途中で参考書を切り替えたよ。
ネットワークスペシャリスト試験のテキストとして、翔泳社の情報処理教科書を使用していた。
しかし、私はこのテキストは合わなかった。
記載内容自体は、他の参考書と同じような内容である。
しかし、各章の最後の演習問題とそれまで読んだテキストの内容にギャップが大きく、かつテキストの構成も用語がびっしりで説明も文章中心。
図解など補間して欲しいところで文章しかない点が読みにくいと感じた。
そういうこともあり、途中からは左門先生のネスペシリーズ(教科書、過去問解説×3冊)に切り替えて過去問題を徹底的に行った。
こちらは逆に過去問題を中心に問題文に書かれていないようなところまでわかりやすく解説されている。
なぜこのような構成になっているのか、なぜこのような解答になるのか、この問題文は何を言いたいのかなどが本当に細かく解説されている。
ただ、この解説を読んでもいまいち理解が及ばないときにネスペ教科書を読むとすっと理解できた。
これらの書籍のおかげで本当に理解が進んだ。
今回は不合格になったものの、来年も継続すればいい所まで行けるのではないかと信じている。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験で使用した参考書は2冊!
エンベデッドシステムスペシャリスト試験はこの2冊のみ。
この試験区分はとにかく参考書が少ない。
なるべく基礎知識と過去問題の解説が載っているものを選ぼうとすると、上記2冊に決まってしまう。
これらの書籍も基礎知識と過去問解説が丁寧に載っている。
しかも、この試験区分は計算問題なども多いが、その計算過程もしっかりと解説されており、腹落ちしやすい。
こちらも本試験で合格点を取れるまでは至らなかったが、昨年に比べたらかなり前進したと思う。
自分の理解を深めるために自己解説するブログ記事もいくつか投稿できた。
そういうことが出来るようになったのも今までにない成果ではないかなと思っている。
Agile Scrum Fundationで使用した参考書も2冊!
Agile Scrum Fundationは参考書が存在しない。
なので、アジャイル開発とスクラムに関する技術書を読んで試験合格レベルにもっていくしかない。
これまではカリキュラムに沿った参考書と問題集をこなして本試験に臨むというスタイルばかりだったので、このような試験対策本以外の技術書を中心に学習するということが初めてだった。
この経験は思いのほか大きい。
カリキュラムに沿った参考書や問題集は体系立てて効率よく学べる。
一方でこのAgile Scrum Fundationのように体系立てた参考書がない場合、自分でアジャイル開発やスクラムの全体像を理解して、どこが弱いかを見極めながら学習をするというプロセスだった。
こういう経験はなかなかできない。
レールが敷かれた状態で順番に勉強することの安心感はあるが、試験の本質をつかむために何が重要を考える機会が得られにくい。
何もない状態から学習を進めていき、自分で体系立てて理解していくというプロセスを経験できたのは非常に貴重な経験だった。
まとめ
2022年も色々と学ぶことができた。
残念ながら勝率は50%だったが、不合格になっても情報処理技術者試験の午前Ⅰ試験免除の権利を得ることができた。
資格試験を通じて、その試験区分に必要となる基礎知識や応用力のみにとどまらず、コミュニケーション能力やプロジェクト管理能力など非常に多くのものを得られた。
2023年も継続して学び続けていこうと思う。
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