資格試験など長期的に学習を進めていくとモチベーションが下がる時期が来る。
このモチベーションを維持させる一つの工夫として「ブログ活用」をお勧めする。
なぜブログがモチベーション維持に役立つのか
これには2つある。
・過去の自分から今の自分に対して励ましのメッセージをもらえる
・同じ境遇に立っている仲間からも熱いメッセージがもらえる
情報処理技術者試験を始めて受験してから20年以上が経過した。
いくつもの挫折を繰り返しながらも諦めずに積み重ねてきた結果が今である。
もちろん順風満帆ではなかった。
何度も「不合格」の3文字を目にしてきたし、心が折れて勉強したくなくなる時もあった。
それでもここまで継続できた理由の1つに「ブログ」がある。
ブログの活用ポイントは以下の3点。
①宣言
②記録・整理
③振り返り
④支援
では順番に説明する。
①宣言
ブログは様々な方が目にするツールである。
この特性を活かして、「これから自分は〇〇試験に挑戦する!」と宣言する。
宣言をすることで自分にプレッシャーをかけることができる。
(言い方変えると逃げられない状況を創っている)
②記録・整理
1週間~2週間に1回の頻度で学習記録をブログにアップする。
学習記録は自分が学習した内容の復習も兼ねることが可能。
すらすら記事にできれば理解が深まっている証拠という記憶の整理もできる。
また、合格発表の結果も投稿する。
この積み重ねを継続することで自分の頑張りを有形のものとして残せる。
③振り返り
心折れたときに立ち返る場所にする。
学習記録や合格したときの記事を読み返すことができるからだ。
・ここまでやったんだから大丈夫!
・あのとき逃げなかったから合格したんだよな
・合格したときたくさんの人が祝ってくれたよな
④支援
これから受験しようとしている方へのアドバイスや不明点など手助けができるようになる。
手助けできる内容も多岐にわたる。
例えば、学習方法、学習時間、課題解決、ストレス発散など様々なところで支援できる。
ブログは試験対策にもなる!
勘が鋭い方はピンとくるかもしれないが、ブログは試験対策につながる。
それは、文章能力向上のための訓練や第3者に伝わる文章作成能力の強化である。
記述式や論述式の試験では、限られた時間、制限文字数の中で解答しなければらない。
しかも、第3者が分かる一般的な用語に変換しながら端的に説明することが必要だ。
記述式の解答では、短い文字数でパッと要点を述べる必要がある。
論述式の解答では、結論→根拠→事例→まとめといった流れで3,000文字程度で問題に対して適切に解答しなければならない。
記述式は論述式の試験は試験問題作成者の意図を理解して、受験者が解答を書き、採点官がその解答を読んで問題の趣旨に応え、一貫性を持った説明能力があるかを見る。
つまり、紙を使ったコミュニケーションなのだ。
だから、体験談や自分にしか通じない言葉だけを並べて解答したとしても、それがどんなに素晴らしい内容でも不合格になってしまうのだ。
情報処理技術者試験の論述試験を受けるならこれがおすすめ
私が大変お世話になった三好先生の著書を紹介する。
論文形式の試験はいくつかあるが、国家試験に多いと思われる。
その中で情報処理技術者試験にも高度区分の5区分で論述形式の問題が出題される。
この本では、試験に合格するためのテクニックだけでなく、実務でも役立つ文書作成能力に関する内容やコミュニケーション能力を養う要素も詰まっている。
また、不合格レベルの論文、合格レベルの論文とはどういうものか、合格レベルに求められる要素は何かなど知っていないと相当不利になるような内容が盛り込まれている。
私の場合もこの書籍は相当お世話になった。
この試験のおかげで三好先生とも交流する機会も得られ、合格後は世界まで変わった。
人生を変えてくれた1冊と言っても過言ではない。
コメント