8月も終わり、情報処理安全確保支援士試験まで残り1か月を切った。
8月まで本業や執筆活動、他の資格試験対策など積み重ねを続けてきたが、そろそろこちらも本試験に向けて調整に入らないといけない。
今回は、8月までの情報処理安全確保支援士試験対策の振り返りと残り1か月間の過ごし方についてまとめていきたいと思う。
情報処理安全確保支援士試験の学習状況:8月末時点

情報処理安全確保支援士試験対策の状況はいかがかのぉ~

時間を創りながらなんとか進めている状況です!
昨年度秋期試験で午後試験があと5点足りずに不合格となった。
その際に感じたのは、以下2点だったと思う。
- この試験区分に求められる基礎知識の理解不足
- 採点官が求める解答表現にできなかった
こちらは、令和6年度秋期試験の不合格体験記である。
情報処理技術者試験の高度区分および情報処理安全確保支援士試験の午後試験は、記述式や論述式で解答する必要がある。
いくら自分の経験を中心に書き上げても、採点官は受験者の経歴などは分からない。
あくまで問題文という条件の範囲内で採点官が求める解答を書かなければ点数がもらえないのだ。
設問で問われることは、その試験区分に求められる基礎知識を基に、問題文の状況下で最適な解答を導く必要があるということである。
そのためには、基礎知識を正しく理解し、採点官に伝わるような要点を絞った明確な解答を書き上げる必要がある。
つまり、解答用紙を通して採点官とコミュニケーションが取れるかがポイントになるのだ。
今回こそリベンジを果たすために、まずはしっかりと過去問演習を通じて、このコミュニケーションが適切に取れるようになる訓練が必要と考えている。
基礎知識の習得と午後試験対策として、以下を実施してきた。
1.インプット学習
まずは全体を俯瞰するために、薄くて難易度低めの参考書を使ったインプット学習を行った。
まさる先生のテキストである。
この書籍では、情報処理安全確保支援士試験に必要となる最低限の基礎知識を身に付けることができる。
最低限の基礎知識といえども、この試験で問われる内容は非常に広範囲である。
私も知らなかったことや知識が曖昧な部分を改めて発見することができ、前回の試験で不合格になる理由を痛感した。
2.アウトプット学習
基礎知識のインプット学習を行ったら、すぐさま過去問演習に突入。
これまでに解いた過去問題はこちら。
2-1.午前Ⅱ試験対策
- 令和6年度 秋期 18/25(正答率:72.0%)
- 令和6年度 春期 17/25(正答率:68.0%)
- 令和5年度 春期 18/25(正答率:72.0%)
2-2.午後試験対策
- 令和4年度 春期 午後Ⅰ試験 問1 7/8(正答率:87.5%)
- 令和4年度 春期 午後Ⅰ試験 問2 8/12(正答率:66.7%)
- 令和4年度 春期 午後Ⅰ試験 問3 8/11(正答率:72.7%)
- 令和4年度 春期 午後Ⅱ試験 問1 10/20(正答率:50.0%)
- 令和4年度 春期 午後Ⅱ試験 問2 19/27(正答率:70.4%)
- 令和4年度 秋期 午後Ⅰ試験 問1 8/10(正答率:85.0%)
- 令和4年度 秋期 午後Ⅰ試験 問2 10/12(正答率:83.3%)
- 令和4年度 秋期 午後Ⅰ試験 問3 5/10(正答率:50.0%)
- 令和4年度 春期 午後Ⅱ試験 問1 11/24(正答率:45.8%)
- 令和4年度 春期 午後Ⅱ試験 問2 14/20(正答率:70.0%)
- 令和5年度 春期 午後Ⅰ試験 問1 2/11(正答率:18.2%)
- 令和5年度 春期 午後Ⅰ試験 問2 7/10(正答率:70.0%)
- 令和5年度 春期 午後Ⅰ試験 問3 19/21(正答率:90.5%)
- 令和5年度 春期 午後Ⅱ試験 問1 10/18(正答率:55.6%)
- 令和5年度 春期 午後Ⅱ試験 問2 15/24(正答率:62.5%)
- 令和5年度 秋期 午後試験 問1 4/7(正答率:57.1%)
- 令和5年度 秋期 午後試験 問2 10/15(正答率:66.7%)
- 令和5年度 秋期 午後試験 問3 6/12(正答率:50.0%)
- 令和5年度 秋期 午後試験 問4 6/13(正答率:46.2%)
- 令和6年度 春期 午後試験 問1 5/13(正答率:38.5%)
- 令和6年度 春期 午後試験 問2 6/11(正答率:54.5%)
- 令和6年度 春期 午後試験 問3 8/13(正答率:61.5%)
- 令和6年度 春期 午後試験 問4 5/11(正答率:45.5%)
- 令和6年度 秋期 午後試験 問1 2/11(正答率:18.2%)
- 令和6年度 秋期 午後試験 問2 6/11(正答率:54.6%)
- 令和6年度 秋期 午後試験 問3 10/11(正答率:90.9%)
かなりの過去問題を解いているが、午後試験の正答率にばらつきがある。
これは、問題によって得意不得意があるということを表しているのかなと分析する。
特に、制度変更が行われた令和5年度秋期以降の問題は、ほとんどの問題で60%以上の正答率がとれていない。
制度変更後は試験時間が短くなり、解答する問題数も少なくなった。
しかし、その分難化傾向にあるような気がしている。
過去問演習後は左門先生の解説本を読みながら、基礎知識の更なるインプット学習を進めている。
9月の学習計画

午後試験対策が肝になりそうじゃのぉ~

問題によって正答率が不安定となる部分を解消していきます!
8月までの学習状況を振り返ると、改めてこの試験の難しさが定量的にあらわされている。
このままではまずい。
9月は以下も意識しながら過去問演習を進めていく予定だ。
- 問題文から解答を一意にするためのヒントを見落とさない訓練
- なんとなく正解したがよくわかっていない部分の理解の深堀
- 採点官に伝わる解答表現へのこだわり
- 継続的な基礎知識の習得
IPAの解答例を見ると、解答例と私の解答内容が一致しているが、それを求められている箇所が違うケースが散見される。
この解答はここで問われていたのかということを抑えるための訓練が必要と感じている。
そのためにも、時間の許す限り過去問題を用いた演習を行い、基礎知識を習得しながら解答表現を解答例に近づける訓練が必要だ。
ここにフォーカスを当てながら残り1か月弱を過ごしていかなければならないと考えている。
まとめ
今回は8月までの学習状況と9月の学習計画についてまとめてみた。
最後に本日のまとめを行いたいと思う。
- 8月までの学習状況で自分の不足しているポイントを見つけることができた
- 9月以降は過去問演習を行いながら理解を深めていく
- 採点官が求める解答表現に近づくようにコミュニケーション力アップを図る
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