様々な局面で必要となる勉強。
限りある時間の中で最大限の効果を出すなら「アウトプット学習」をお勧めする。
私の失敗談:勉強しているのに成果が表れない
アウトプット学習にこだわるのは何か理由があるのかのぉ~?
はい。インプット学習中心時代に苦い経験があったからです。
私の失敗談として、「相当な時間勉強したのに成果が出ない」時期が続いた。
この時はインプット学習を中心に行い、力試しという位置づけででアウトプット学習をしていた。
成果があがってもあがらなくても、多くの時間を「インプット学習」に注ぎ込んだ。
インプット学習のあとに再び力試しで過去問演習などを行っている。
結果、思ったほど成績が上がらない、、、
こんな経験をされている方、意外と多いのではないかと思う。
同じ時間を使って勉強するなら、やはり結果につながる学習方法を採用すべきである。
インプット学習とアウトプット学習の定義
私の中での学習方法としては「インプット学習」と「アウトプット学習」の2つがある。
それぞれの定義は以下の通り。
- インプット学習
テキストやインターネットなどの文献を読んだり、講義を受講することなど - アウトプット学習
演習問題を解く、ノートへのまとめ、人に説明する(教える)ことなど
資格試験で例えると、以下のような感じだ。
インプット学習・・・講義の受講や参考書を読むこと
アウトプット学習・・過去問演習や人に説明する(教える)こと
アウトプット学習をお勧めする一番の理由
学習方法の定義は分かったが、どちらを重視すべきと考えておるか?
断然、「アウトプット学習」です!
「アウトプット学習」をお勧めする一番の理由。
それは「自分の理解状況を目で見える形に表現できる」からだ。
これにより、間違った問題やうまく説明できなかった箇所が明確になる。
それについて「インプット学習」をしていくべきなのである。
これが逆だとどうなるか。
「インプット学習」を続けると、私の失敗談のように学習時間は累積するため勉強した気になる。
しかし、既に理解している箇所や解ける問題に対してまで「インプット学習」を繰り返してしまう。
つまり効率が悪い。
そこで、私がおすすめする「アウトプット学習」からの「インプット学習」をお伝えする。
- 基礎知識がない場合は参考書を一通り読む。
- その試験の過去問を制限時間内で解いてみる。
- 自己採点する。
- 解説を読み、理解している箇所、わからない箇所、問題文が読めなかった箇所を評価する。
- インプット学習の対象範囲を明確化する。
- 弱点分野を中心にインプット学習を行う。
- 2.に戻る。
私が特に重要と考えるは、「4.解説を読み、理解している箇所、わからない箇所、問題文が読めなかった箇所を評価する。」である。
それはなぜか。
過去問演習を通じて、成功体験と失敗体験ができる。
そして、弱点も明確になり、何を学習しなければならないかが自分で分かるからだ。
例えば、以下のようなことがわかる。
- 制限時間内に全問解けた/解けなかった
- 得点(正答率)が高かった/低かった
- 得意分野/苦手分野が明確になった
アウトプット学習は自分の得意・不得意を分類すると言っても過言ではない。
不得意に分類されたものに対して「インプット学習」を行うことで、次回の「アウトプット学習」した際に改善効果が評価できるようになる。
評価できる理由は、不得意の数が少なくなった(成績が上がった)かどうかを見える化できるからだ。
同じ時間を使っても、自分自身で改善効果が見えればモチベーションが上がる。
この繰り返しを行うことで成績が右肩上がりになってきたことを実感できる。
ピークを迎えるタイミングを大事な試験日に合わせるように努力するのがベストである。
私の考え方を変えてくれた書籍の1冊をご紹介する。
この書籍は、上記の考え方だけでなく、学んだことを端的にまとめて記録することが重要ということも書かれている。
実際に試すと意外と難しいが、記述式や論述式の試験では自分の背景を全く知らない第三者に採点してらうことになる。
その時にだらだらと解答を書いたり、自分のわかる言葉で解答を書いても採点官に伝わらない。
端的に要点を一般的な用語でまとめる。
この訓練をするのに必要なヒントも詰まっている。
これら以外にもアウトプット学習がなぜ重要かをいろいろな観点で書かれている。
本当におすすめであるし、この書籍で合格できた資格もいくつもあった。
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